よるのまち

そういえば、先日いつものように朝まで街で飲んで、それから家に帰ろうと日本一安いタクシー拾ったんだ。
いつの間にか夜が明け始めた街は少し明るくて、夜見た世界とは全然違うんだよね。
夜の街は妖しくて、得体が知れなくて、永遠に続くんじゃないかってくらいのすごい雰囲気で圧倒してくる。
キラキラした格好のお姉ちゃんを必死で落とそうとするおじさんたち。
いくら遣ったって本当の意味では落とせるわけないのにね。
でも夢見ようとしてるところにロマンを感じるんだけども・・・
でも、そんな薄汚いロマンの裏で、僕は見た。
夜の薄皮が一枚剥けた明け方、薄明かりの中で、抱き合いキスを交わすキラキラしたお姉ちゃんとお店のボーイさんらしいチャラい兄ちゃん。
そこには、利害も何も関係無い、美しい愛が見えた気がするんだな。
例えそれが一夜の出来事だったとしても・・・


やべえ、今日は飲みすぎたかなぁ