一人百物語 第17夜 奇跡の再会

先日、バイト先でひょんなことから六年以上ぶりに昔の大学の友人と再会した。
なんでも、就職でこの土地に来てもう四年になるらしい。

久しぶりだなぁなどとしばし立ち話。

お互い懐かしい気持ちになっていい時間を過ごした。実際学生時代そんなに会話したことはなかったけど、遠く離れた地で偶然であったものだからなんだかうれしい。

じゃあ、元気でね。

そういってお互い別れた。そのとき、しまった!連絡先の一つでも交換しておけばよかった・・・と気づいたが、もう遅い。
と、そのときもうひとつ気づいたことがあった。

あれ、そういえばあいつ・・・僕らが卒業してしばらくして亡くなったって聞いたような・・・

なん・・・というか・・・噂ってこわいなぁということなのか、それとも本当に・・・?

ともかく、連絡先を交換してなくて、ある意味ではよかったのかもしれない。

やっぱりあるんですね、こういうの・・・

DJ座長でした。